ぶらり偉人墓地の旅 特別編「靖国神社」の旅

墓地ではないが、最も有名な追悼施設である靖国神社。今回の偉人墓地の旅は特別編。
墓地ではなく偉人神社の旅。小泉純一郎元首相が参拝するとかしないとかで大騒ぎになった年もあったが、政治的なものは抜きにして、素直に御霊の鎮魂へ向かおうと思います。
東京メトロに言いたいことがある!
8月15日の終戦記念日(正確には「戦歿者を追悼し平和を祈念する日」)に約20万人の参拝者が訪れる靖国神社の様子は、地域の東西を問わず、テレビや新聞などで多くの人が目にする夏の風物詩となっている。
思い違いをしている人が結構多いが、靖国神社に祀られているのは戦没者の遺骨ではなく御霊。遺骨は一つもない(千鳥ヶ淵戦没者墓苑、無名戦士の墓に身元が不明の遺骨は安置されています)。
靖国神社(正式名称は靖國神社)はどういった神社なのか。
所在地は東京都千代田区九段北三丁目1番1号。日本武道館などがある東京メトロ半蔵門線、東西線、東京都交通局新宿線九段下駅下車1分。
【国家のために尊い命を捧げられた人々の御霊を慰め、その事績を永く後世に伝えることを目的に創建された神社です。「靖国」という社号も明治天皇の命名によるもので、「祖国を平安にする」「平和な国家を建設する」という願いが込められています。靖国神社には現在、幕末の嘉永6年(1853年)以降、明治維新、戊辰の役(戦争)、西南の役(戦争)、日清戦争、日露戦争、満洲事変、支那事変、大東亜戦争などの国難に際して、ひたすら「国安かれ」の一念のもと、国を守るために尊い生命を捧げられた246万6千余柱の方々の神霊が、身分や勲功、男女の別なく、すべて祖国に殉じられた尊い神霊(靖国の大神)として斉しくお祀りされています。】(靖国神社のHPより)
坂本龍馬、吉田松陰、高杉晋作らの明治維新の魁となった幕末の志士たちや、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、大東亜戦争(第二次世界大戦)などの戦争で亡くなった日本軍人、日本人として戦い亡くなった台湾及び朝鮮半島出身者、学徒、女性看護婦、シベリア抑留中に死亡した軍人・軍属などを「国家のために一命を捧げられた方々を慰霊顕彰すること」を目的に、身分・勲功・男女の区別なく一律平等に祀られている。
靖国神社は九段下駅から徒歩1分ほどの場所にあるが、ここで言いたいことがあります。終戦記念日にこの駅を利用する乗客の多くは、家族や友人の鎮魂に訪れる老人である。九段下駅の長い階段を上るのは絶対に辛いのだ。なのに、なのに! なぜエスカレーターを作らない!? ごく最近やっと少しだけ設置されたのだがまだまだ足りない。このお願いは千代田区や東京メトロに何度も出しているんだけどねえ……。年寄りには優しくしたいじゃないか、我々も老人になるんだ。この駅を利用しているのは武道館に向かう屈強な武道家だけじゃない!
恒久の平和が訪れますように…
さて駅を降り、1番出口から外へ出て左に日本武道館を見ながら歩くと靖国神社の大きな鳥居が見えてくる。この大鳥居をくぐると戊辰戦争勝利の立役者・大村益次郎の銅像がどーんと建っている。大村に関しては「偉人墓地の旅」長州編で墓参っているのでそちらで読んでください。
大村像で待ち合わせをしている人は多い。渋谷駅で言えばハチ公像やモヤイ像ってところかな。像を見ながら進み、第二鳥居、神門をくぐり拝殿へ向かう。
ここで豆知識。大河ドラマ『龍馬伝』の登場人物、長州藩の桂小五郎(のちの木戸孝允)、高杉晋作、伊藤博文などが剣を学んだ幕末三大道場の一つ、神道無念流・錬兵館道場は拝殿に向かって左側、南門の手前にあった。幕末の志士ファンは参拝とセットで訪れてください。
南門の反対側には平成14年(2002年)7月13日にリニューアルオープンした戦没者や軍事関係の資料を収蔵・展示する「遊就館」がある。零式艦上戦闘機五二型(通称ゼロ戦)、蒸気機関車、特攻隊員のご遺書(これが達筆で書かれていて泣けるんですよ)などが展示されていて入館料800円。軽食堂では明治41年9月に発刊された海軍割烹術参考書のレシピに基づいて味を忠実に再現した「海軍カレー」が食べられます。今のカレーとはまた違った味わいでありぜひ一度食べて「坂之上の雲」気分に浸るのも良いと思います。
境内の休憩所では御土産品・参拝記念品などの売り場と、食事所があり、ラーメン、牛丼、天丼、肉そば、山菜そば、靖国そば、ヤキソバ、などが食べられる。オススメはBSE騒動の時もしっかり提供されていた牛丼かな。牛丼チェーンと比べると800円は少々お高いが、美味しいです。夏はカキ氷もあります。
さあ、いよいよ参拝。申し込みをすれば、玉串料(初穂料)2000円以上を目安で本殿にて昇殿参拝もできるが、まずは、気軽に拝殿前で参拝をしたい。
神道の作法に法(のっと)り、二拝二拍手二拝で拝礼。
世界に恒久の平和が訪れますように。








