ギュウゾウ

ぶらり偉人墓地の旅 「山本五十六」編

今、墓マイラーがブームらしく、
さまざまなサイトを見かけます。
ブームが大きくなると嬉しいね。
さて、今回の『ぶらり偉人墓地の旅』は、
あの方のお墓を訪ねて長岡へ。

今回のテーマは「男の修行」

苦しいこともあるだろう。
云い度い(いいたい)こともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣き度い(なきたい)こともあるだろう。
これらをじつとこらえてゆくのが男の修行である。 
(山本五十六語録より)

ワタシは大学時代に應援團に所属していました。
その頃にへこんでいたワタシへ先輩がこの言葉を教えてくれたなあ。

今でも座右の銘としています。

今回の偉人墓参りは、山本五十六(やまもといそろく)。

大日本帝国海軍連合艦隊司令長官として真珠湾攻撃を成功させ、太平洋戦争(大東亜戦争)時の日本を代表する提督として海外にも広く知られる元帥海軍大将。 お墓は東京都府中市・小金井市の多磨霊園と新潟県長岡市の長興寺にありますので……聖地巡礼は、五十六の生家、記念館がある新潟県長岡市へ向かいます。

えっ、遠いって? なあに、新幹線でビューンと走れば東京駅から2時間かからない。

中越地震で被災した山本五十六家の墓が再建したというニュースも耳にしているし、少々遠出になりますが、これも男の修行である。

山本五十六元帥墓地の旅長岡編、今回も一人旅となりますが(苦笑)、孤高の墓マイラー・ギュウゾウ、いざ参る!

平和を満喫する現代人へ

聖地巡礼、まずは絶対に外せないここ『山本五十六記念館』。
(新潟県長岡市呉服町1丁目4−1)

長岡駅から徒歩10分ほどで縦書きの大きな看板がある記念館に到着。観光バスのルートになっているようで、ガイドさんに引率された中高年のおじさま、おばさまたちが列を作っている。戦中派も混じっていらっしゃるので、ワタシとは違った立ち姿でいらしているんだろうな……と思ったら、わりとミーハーぽくって微笑ましかった。

記念館の目玉はなんと言っても、昭和18年(1943年)4月18日、ソロモン諸島バラレ島へ向かう空路で、アメリカ空軍戦闘機の襲撃を受け、五十六ら11名を乗せたまま墜落した海軍一式攻撃機の左翼部分展示である。

説明板によると「パプアニューギニア政府のご厚意により平成元年(1989年)、左翼と山本五十六長官坐乗の椅子の里帰りが実現した」そうだ。

千切れ折れた戦闘機の翼と吹き飛ばされた椅子の圧倒的な存在感。その生々しさは平和を満喫する現代人に向かい、「戦争という異常事態がつい最近あったのだ」と言うように迫ってくる。

残念ながら展示の向きに少々違和感があるので、これはちゃんと並べてほしい。

他では、館内に五十六直筆の書が多数展示されていて、その達筆さに驚かされる。入館料は、大人(高校生以上)が500円、小・中学生が200円。

続いて、記念館の正面にある『山本記念公園』へ(徒歩2分)。

公園には五十六の大胸像が訪問者を迎えてくれる。解説板によると「昭和23年霞ヶ浦の湖底に沈められていた胸部を、元帥景仰会が、元帥郷土の故をもってもらいうけ、ブロンズ像に鋳直したものが設置されている」そうだ。

地元の偉人を大いに称える気持ちが現れているのだろう。胸像はとても大きく美しい。軽い言い方だがフォトジェニックである。

公園内には、復元された五十六の生家もある。二階建ての小さな家をさらに細かく仕切った部屋取りである。なぜか山本元帥の石膏胸像が二階にあります。公園内にあるものから型取りしたのであろう、これまたでかい。訪問記念に隣に並んでハイポーズ。

幼少期の五十六が学んだ勉強部屋は二畳ほどの広さ。風の抜けが悪そうで、夏は暑かっただろうな……と想いを馳せる。

管理人が常駐しているわけではないが、訪問者はみな紳士的に振る舞っていて、質素な建物ではあるが、変な悪戯書きなど一つもない(復元)生家跡でした。

ワタシが感じた匠の意地と誇り

さあ、いよいよ墓参である。

五十六が眠るのは記念公園から徒歩10分の『長興寺』である。
(新潟県長岡市稽古町1636番地)

五十六は明治17年(1884年)旧越後長岡藩士・高野貞吉の六男として生まれ、大正4年(1915年)山本家を相続する。長興寺墓所は、武田信玄に仕えた山本勘助の血を引くといわれる山本家代々の墓があり、そこに五十六のお墓もある。

新潟県中越地震で倒壊した五十六の墓は、平成18年10月に修理・再建されています。修復工事を担当した「トーア株式会社」のホームページには、「依頼主である山本元帥のご子息様には『よく昔のままの状態で残してくれた』とお褒めの言葉もいただきました」とあるが、継ぎ接ぎ感が全く無い素晴らしい出来だと思います。五十六の地元長岡市に本社を置く匠の意地と誇りを感じました。

長興寺の五十六のお墓は、海軍元帥の墓所としては驚くほど質素である。多磨霊園にある五十六の墓は、名元帥として国葬された後に名誉霊域へ埋葬されており、それはそれは立派な墓石と円墳である。

しかし、五十六はここ長岡で生まれ長岡で育ったのだ。五十六さんも、ここに来ている時は軍人ではなく、長岡っ子としてリラックスしていることだろう。

世界に恒久の平和が訪れますように。

合掌

多磨霊園:国葬された五十六は、東郷平八郎、古賀峯一とともに名誉霊域に埋葬されている。
(東京都府中市多磨町4の628:埋葬場所:7区特種1側2番)
靖国神社:五十六は英霊として祀られている。

元帥海軍大将・山本五十六















記念館前には大きな看板が
















五十六の大胸像 石膏胸像。デカイ! いよいよ墓参! 長興寺にある五十六の墓

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●ギュウゾウ(電撃ネットワーク)

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世界に誇るパフォーマンス集団「電撃ネットワーク」のメンバー。

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