CIRCUS SPECIAL INTERVIEW
「クリエイティブシンキング」のすすめ
KASHIWA SATO
佐藤可士和
ユニクロや楽天グループ、国立新美術館などのクリエイティブディレクションで知られるアートディレクターの佐藤可士和氏。時代の空気を的確につかみ、企業や組織の本質をとらえたデザインで常に世の中に新鮮な驚きを与える佐藤氏が説く、これからのビジネスを切り開くために必要な「創造的思考法」とは。
クリエイティブシンキングというと、クリエイティブな仕事に携わる人たちにだけ必要な特権的な能力のように思うかもしれない。しかし、「この思考法は、むしろクリエイター以外の人たちにこそ活用してほしい」と佐藤氏は語る。では、クリエイティブシンキングとは何か。その本質は、「創造的なコミュニケーション」にあるという。本誌の読者アンケートの結果を見ても、「口下手で悩んでいる」「人とのコミュニケーションがうまくとれない」との悩みが圧倒的に多い。「創造的なコミュニケーション」術を会得すれば、そんな悩みも軽減されるかもしれない!?
「世の中のほとんどの問題は、“コミュニケーション障害”から生まれていると言っても過言ではないと思います。思っていることがうまく相手に伝えられない。ここから、多くの問題が発生するんじゃないでしょうか。思っていることがうまく伝えられないから、企業は思ったようにモノを売ることができず、恋人同士はケンカになり、国同士の話し合いや交渉はまとまらない。結局、ほとんどのことはコミュニケーション障害に端を発しているとも言えます。
僕の肩書きはアートディレクターや、クリエイティブディレククターとなっているので、自分の感覚のみを頼りにアーティスティックに仕事をしていると思われているかもしれませんが、実際は、企業や組織などから依頼を受け、相手の“形にならない思い”をデザインを通じて具現化する作業です。
(詳細は、本誌P.72から)
PROFILE
1965年東京生まれ。
アートディレクター/クリエイティブディレクター。博報堂を経て独立し、自身のクリエイティブスタジオ「SAMURAI」設立。企業CMから商品開発、教育番組のアートディレクション、幼稚園や病院のプロデュースなど活躍の幅は多岐にわたる。明治学院大学、多摩美術大学客員教授。東京ADCグランプリ、毎日デザイン賞など受賞多数。
佐藤可士和公式サイト http://kashiwasato.com/






