男性ファッション誌、アナタはどれが愛読書?

男性ファッション誌について

ネットが普及する前において

2012年10月4日、また一つの雑誌が休刊することになった。KKベストセラーズから発行されていた男性向け雑誌『月刊サーカス』だ。こちらの雑誌は主にサラリーマン世代の30代以上の男性に向けてお送りする内容となっており、中には中高年で悩みがちな男性向けのダイエットや、今後の仕事がよりキャリアアップするにはどうしたら良いのかというし難所が書かれていました。しかし昨今の出版業界の不況に煽られてしまい、奇しくも雑誌は休刊に追い込まれてしまうのだった。廃刊ではないので、もし今後リクエストや何らかの改善案が見つかった場合には復刊の可能性もあるだろうが、現状ではその可能性は限りなく薄いと考えたほうが良いだろう。それほど、この出版業界は不況の風に煽られているので、今後も休刊に追い込まれていく雑誌は増えることは確実と言っても良いだろう。

そもそもこうした紙を必要としてない不況が始まり、そして加速させることになった存在としてはインターネットの存在が少なからず関わってくるだろう。インターネットという便利なものという認識が広まっていくたびに、各企業はそのインターネット業界に参戦することになった。それは無論、出版社たちもその影響力を黙って見過ごすことはなかった。ドンドン業界に参入していくこととなり、やがてネット上で出版社がそれぞれの媒体で雑誌に掲載していた内容をそのままあげたようなサイトが立ち上がって、あまつさえ欲しい服をその通販サイトで購入することのできるところも出来上がるのだった。もはやファッションを楽しむことも紙からネットへと完全に切り替わっていると見て良いだろう。

そういうことを考えたら、少し前のことをイメージしたら雑誌で服を選んで、同じもの、もしくは似たようなものを買っていくという光景が服を買うときの状況だったのではないだろうか。今でこそ画面とキーボードで簡単に検索して、画像を確認して気に入ったらカーとの中に入れて購入手続きに移るという仕組みになっている、欲しいと思ったデザインの服がその場で手に入るということを考えらたら目覚しい進化だ。雑誌を買って洋服を選んで、それを参考にして買いに行くというのは今では中々ないのかもしれない。

確かに中には雑誌を買っていく人を見かけることもあるが、男でファッション雑誌を買う人は最近見なくなりつつある。みんなそのまま現地に行くか等して服を選んでいるのかもしれないが、それでも雑誌を買う人の数は年々下がっていると考えて問題ないだろう。悲しい現実ではあるが、時代ということで納得するしかないのかもしれない。

男性ファッション誌の始まり

そもそもファッション誌というのは女性が購入するもの、というのが一般的な見解だろう。それは昔に留まらず、現代でもその見方は強いかもしれない。でも実際は男性でも女性でもどちらでもそんな雑誌を見ること自体については、誰にも非難される必要はないだろうと思うが、これが今から60年ほど前くらいになると話は別だ。

男性向けファッション誌が始めて誕生したのは大体1949年くらいだと考えられている。めちゃくちゃ古いです、こんな前には既に男性ファッション誌という区分で誕生していたことも驚きですが、この磁気でファッション雑誌を読んでいる男性はほとんどいなかったのではないだろうか。やはり当時の風潮みたいなものでは、男性と女性ではそれぞれ求められていた立ち振る舞いが異なっていることも含めて、こういったものを呼んでいる男性はなってない、そんな風に見られていたのかもしれない。

さて、そんな一番古いと思われている雑誌を作ったのが洋装社の『洋装』だと考えられている。聞いたことないですね、どういうものなのでしょうかっと言うことで調べてみました。さすがに現物を手に入れることはできなかったので表紙画と中身についての詳細について見てみると、その時代の特色が良く現れているといえるでしょう。今のファッション氏との違いということを考えるなら、やはり表紙になっている男性の服装が全て背広だということでしょう。当然でしょうね、この1949年なんていう時代を考慮したら、一番フォーマルな服装としては背広を着ていればそれだけで十分だったのですから、日本人というのも意外と単純なのかもしれないですね。

この時、ポツダム宣言を受諾して日本は敗戦ムード真っ盛り、そしてGHQが日本を統制していたこともあって、雑誌の中身に関しても当時アメリカで流行っていた服装を特集していた。背広の男性が描かれていたのもその一環だろう。しかし敗戦してから4年しか経っていないというこんな時期に、のん気にファッション誌を読んでいる男性なんていたのだろうか。読んでいた人がいたとしても、それは何かしらの身分のある男性であったことは違いない。普通の一般庶民がこんなファッション雑誌を読んでいる人なんていないでしょうね。そもそもその頃の庶民からすれば、ファッションなんて言葉とも縁遠い生活をしている人が大勢いたことでしょうしね。

本格的に誕生していく男性ファッション誌

確かに『洋装』は時代を駆け抜けることになったが、先走った感が満載だ。当時、ファッションをしよう思う男性が一体何人いたというのだろうか?それこそ微々たるものしかいないだろう。この頃男というものは黙って何も言わずがむしゃらに働くことこそ理想像というような印象がある、偏見中の偏見かもしれないがそういう風に見える。やがて日本が敗戦ということから解放され、徐々に国に活気が戻っていくことになって高度経済成長期を向かえることになる。そんな折、1976年にマガジンハウスから『POPEYE』が刊行され、当時のアメリカ人が来ていた服をふくめた生活様式を伝えたことによって、社会的な影響を与えるほどになった。この頃より、男性でもオシャレをすることが当然のようになって来たといえるだろう。少し悪く言ってしまうと、流行に流されやすい日本人の特徴が出始めた時期、と考えて良いかもしれない。

その後1980年代半ばから徐々に男性向けファッション誌の、現在でも最大手となっている雑誌やその後人気を博すことになるものが沢山出現するようになるのだった。男性ファッション誌の確立を果たすことになったともいえるだろうその時期は、この1980年代後半からその後90年にかけて急激に市場を伸ばすことになった、と見て良いだろう。

雑誌の出版地

男性向け雑誌の出版地は、圧倒的に東京がその先端を走るようにして雑誌も大半が東京で出版をしている。その後雑誌は提携している書店やコンビニに搬送されることとによって、全国展開で販売することになるのだった。流行の最先端とも言われている渋谷や原宿といった町も集中的にファッションロードとして男性でも親しめるように変化していき、やがてファッションは男女共通で行なうもの、という認識になっていたのかもしれない。

ただこれはあくまで雑誌の話だ、雑誌の中で特集されている服装などについてはそれぞれの地域で個性が見られているので、確かに雑誌出版をしているのは東京だけど、その他の地域で親しまれている服装に関しては、東京発信ということではない。単純に東京が日本という国の現在中心点ということもあって、そこから情報を発信すれば全国クラスで伝わると考えられなくもない。どういう意図があるにしても、東京はいかなるときでも中心点に考えられているということだ。

男性ファッションの内容

男性向けファッションといっても一概に全てをひっくるめることはできない。それはそうだ、10代の若者が40代がするような渋いファッション誌を見て何が楽しいだろうか?遊ぶことに集中できるその年に、世間の辛さを一身に受け止めて貫禄溢れる大人ばかりが出ている、若者が求めている欲望の何もかもが詰め込まれていない雑誌など読んだところで楽しいわけがない。買う必要性がある場合は何かしらあるのだろうが、基本的にその年代に即しているものを買うのが基本。それは女性はゆうに及ばず、男性にとってもそれは共通している。

また雑誌に描かれている内容については好みで選ばれるのが通常だ。私は以前雑誌どんなものを買えば良いのかという質問をして、その質問に逆らうことなくその雑誌を買った。結果としては、非常につまらなかったということだ。結局ファッション誌においても今まで知らなかった世界ではあるものの、自分が興味を惹かれる服が沢山載っている事、もしくは掲載している内容の中でこれは絶対に読みたいんだ、というものがあるのであればその雑誌を講読し続ければ良いだろう。

ですが、人の好みなんて違っていて当然です。見ていても何も楽しいことがないのに買うのは無駄でしょう、だからこそ雑誌は気分で選んでいたものだ。自分の賞に会っている雑誌でなければ見てもつまらないですからね。

中身の傾向

好まれている服装の傾向についてですが、これはあくまで私個人の見解になります。

10代の少年たちが最も好んでいる服装の多くは、やはりカジュアルというアメリカスタイルを意識したダボっとした服を多く好んでいる人が多いように見える。もちろん中には例外がいることは分かっているが、どちらかといえばスタイルがはっきりと出るようなシックなものを着ている人はあまり見たことがない。ヤンチャしたい年頃だからこそ、何か少し目立つようなことをしたいのかもしれませんね。

20代からはそんなヤンチャな服装をしている人は見かけなくなりますね、まぁ当然といえば当然でしょう。この年代になるとどちらかといえばかなりフォーマルっぽい服装を好んでいる人が多いのではないでしょうか?

30代からは、より男性らしく力強く凛々しい男の理想像になる・・・・・・ことはほとんどないでしょうが、そういう像を目標にしている服装などが多く取り上げられていますね。

時代によって好まれている服装の種類は様々ですが、どことなくその基準が崩れているということはないでしょうね。また年齢を重ねるごとに好んでいる服装の種類も変わっていきますから、それを鑑みても非常に面白い統計が取れそうなことだと思います。

現在まで刊行されている男性ファッション誌

男性向け

以下に挙げるものは、書店で流通する、そしてある程度の認知を得ていた男性向けファッション雑誌の一覧である。小売店に流通されていないファッション雑誌型の通信販売カタログは除外している。女性誌と同じく、ファッション以外にもセックス特集、モテ特集、ビジネス、アイドル自動車、家電、音楽等、読者の関心を寄せる特集が掲載されていることが多い。また服装より時計や文具、デジタル家電などの「モノ」に重点をおいた雑誌の方が選考していると思われる。

年齢 ジャンル 名前 出版者 出版地 創刊年 休刊・廃刊年 備考
10代・学生 きれいめ系 FINEBOYS 日之出出版 東京 1986.05 刊行中
10代・学生 きれいめ系 キラリ! マガジン・マガジン 東京  1998.12 刊行中
10代・学生 サロン系 CHOKi CHOKi 内外出版社 東京 2006.06 刊行中
10代・学生 サロン系 Cazi Cazi イリオス;交通タイムス社 大阪;東京 1994.07 刊行中
10代・学生 お兄系・ギャル男 Men's egg 大洋図書 東京 1999.06 刊行中
10代・学生 お兄系・ギャル男 MEN'S KNUCKLE ミリオン出版;大洋図書 東京 2004.06 刊行中
10代・学生 ヤンキー・暴走族 チャンプロード 笠倉出版社 東京 1987.09 刊行中
10代・学生 ヤンキー・暴走族 ティーンズロード ミリオン出版 東京 1989.05 1998.10
10代・学生 ストリート warp トランスワールドジャパン 東京 1996 刊行中
10代・学生 ストリート Smart 宝島社 東京 1995 刊行中
10代・学生 ストリート street Jack ベストセラーズ 東京 1997 刊行中
10代・学生 ストリート COOL TRANS ワニブックス 東京 1995.11 刊行中
10代・学生 ストリート Samurai magazine インフォレスト 東京 1999 刊行中
10代・学生 ストリート GET ON! 学習研究社 東京 1996 2007.12
10代・学生 ストリート Ollie / オーリー 三栄書房 東京 1995 刊行中
10代・学生 ヒップホップ WOOFIN' シンコーミュージック・エンタテイメント 東京 1997.06 刊行中
10代・学生 ヒップホップ Mst : Mens Street (メンズストリート) 竹書房 東京 2005.01 2008.09 創刊:実話ニッポン (1982年) から実話芸能ニッポン、芸能ニッポンを経る
10代・学生 ヒップホップ 411 (フォーダブワン) 三栄書房 東京 2004.06 刊行中 創刊は英知出版から
20代 デザイナーズ
ブランド
MEN'S NON-NO 集英社 東京 1986.06 刊行中
20代 デザイナーズ
ブランド
POPEYE マガジンハウス 東京 1976夏 刊行中
20代 デザイナーズ
ブランド
HUgE 講談社 東京 2002.11 刊行中
20代 きれいめ・カジュアル Men's JOKER ベストセラーズ 東京 2004 刊行中
20代 お兄系 (きれいめ) Men's Voi 丸井 東京 1990年代 刊行中
20代 ビジネススーツ smart MAX 宝島社 東京 2001春夏 2007.06 継続後誌:STYLE max 2007年7月号~12月号 (休刊)
20代 ビジネススーツ GQ JAPAN コンデナスト・ジャパン 東京 1993.03 刊行中 (日本版) 2003.06から。創刊:中央公論インターナショナル、嶋中書店 (~2002.01)
20代 ビジネススーツ Begin 世界文化社 東京 1988.11 刊行中 グッズ情報中心であるが、ファッション関連の記事もみられる。
30代 Gainer (ゲイナー) 光文社 東京 1990 刊行中
30代~ MEN'S CLUB ハースト婦人画報社 東京 1954 刊行中 創刊:男の服飾読本、男の服飾
30代~ LEON 主婦と生活社 東京 2001 刊行中
30代~ BRIO 光文社 東京 1995.05 2009.08
30代~ MEN'S EX 世界文化社 東京 1994.05 刊行中
30代~ UOMO 集英社 東京 2005.04 刊行中
30代~ Safari 日之出出版 東京 2003.11 刊行中
30代~ SENSE センス 東京 2000 刊行中
30代~ Pen 阪急コミュニケーションズ 東京 1998 刊行中 継続前誌:ギリー (TBSブリタニカ、1997~)
モード系 gap PRESS MEN ギャップ・ジャパン 東京 2002 刊行中 ミラノ、パリ、ロンドン、ニューヨーク、東京の各コレクションショー開催時期に発売
モード系 Fashion News MEN'S インファスバブリケーションズ 東京 2004.09 刊行中 ミラノ、パリ、ロンドン、ニューヨーク、東京の各コレクションショー開催時期に発売
モード系 men's FUDGE 三栄書房 東京 2006.05 刊行中
モード系 WWD FOR JAPAN MEN'S インファスパブリケーションズ 東京 不明 不明
Lightning エイ出版社 東京 1994 刊行中
TUNE (チューン) ストリート編集室 東京 2004.05 刊行中
BOYS RUSH (ボーイズラッシュ) 主婦の友社 東京 1998.06 2004.12
Mr.ハイファッション (ミスター -) 文化出版局 東京 1981 1989 継続後誌:Mr
ミスター 文化出版局 東京 1989.03 2003.06 継続前誌:Mr.ハイファッション
SpyMaster. Tokai (スパイマスター 東海版) ダブリュエヌコーポレーション;やまの出版 名古屋;東京 1996 刊行中 (地方限定)
High-STYLE 東海版 ダブリュエヌコーポレーション;やまの出版 名古屋;東京 2005.06 刊行中 (地方限定)
洋装 洋装社 東京 1949 2000.12
男子専科、Dansen スタイル社 東京 1950 1993.02 改題:Dansen 1986.06~
Free & Easy (フリー・アンド・イージー) イースト・コミュニケーションズ 東京 1998.12 刊行中 創刊:イーストライツ (同社)